よくあるご質問
ハイグロマスターの歴史は長く、1962年の創業時より工業用エアドライヤーの代名詞として自動車工業、製鉄業、電機産業及びその関連産業を初めとし、空気圧を使用する各著名事業所で御採用いただいています。
2014年、社名を墨田施設工業株式会社から装置ブランド名と同一のハイグロマスター株式会社へ変更しました。
JISでは「水蒸気量を減少させ、出口相対湿度を100%未満にすることで圧縮空気の絶対水分量を低減する装置」と定義されています。
詳しくは以下のリンクを参照してください。
圧縮空気除湿装置(エアドライヤー)とは
https://www.hygro.co.jp/media/faqs/20181023-13
ハイグロマスターは長寿命でランニングコストが低く、省エネルギー性やメンテナンス性に優れた製品です。
また、装置内の空気圧力損失が小さく錆やゴミなどの混入に強いことも特長で装置の一次側にフィルターは必要ありません。
設置環境にも柔軟に対応し、屋外仕様や防爆仕様、冷却設備と冷却器の分離設置などにも対応いたします。
圧縮空気の他にエアドライヤーで培った技術を生かし、メタンガス(CH4)やプロパン(CH3)といった単一ガスやイナートガス(不活性ガス)や燃焼ガスといった混合ガスの除湿も得意としています。
除湿可能なガスの種類(組成)についてはお問い合わせください。
ハイグロマスターは一台一台お客様の要望や仕様に合わせた完全オーダーメイドです。
省エネルギー能力やコストパフォーマンスに優れたお客様に最適なエアドライヤーをご提案いたします。
また、他社では対応が難しい特殊仕様や高い安全要求事項への対応も可能です。
詳しくはお問い合わせください。
ハイグロマスター株式会社では大きく分けて冷却式と吸着式のエアドライヤーをラインナップしています。
「冷却式」は冷却して空気中の水分を結露させて除湿する方式で大容量の除湿に適しています。
「吸着式」は吸湿剤に湿気を吸着させて空気を除湿する方式で小容量で低露点(低水分)の除湿に適しています。
必要な露点、水分量によって最適な除湿方式は異なってきます。
詳しくは以下のリンクを参照してください。
「冷却式」と「吸着式」の違い
https://www.hygro.co.jp/media/faqs/20170602-3
ドレンとは結露により発生した水のことを指します。
水蒸気が含まれている空気やガスを圧縮や冷却したとき、気体中に溶け込めなくなった水分が凝縮し、液体の水(ドレン)となります。
ドレンは圧縮空気システムの故障やトラブルの原因となるので空気と分離し、システムの外部へ排出する必要があります。
また、給油式のコンプレッサー(空気圧縮機)ではドレンに油分が含まれており、油を含んだドレンを工場排水として流すことは法令で禁止されているため油分を分離処理をするのが一般的です。
詳しくは以下のリンクを参照してください。
圧縮空気のドレン処理とドレン排出機構
https://www.hygro.co.jp/media/faqs/20181002-11
ハイグロマスターは一台一台お客様の要望や仕様に合わせた完全オーダーメイドで標準価格がありません。
冷却するガスの種類、圧力、容量、要求露点、使用可能なユーティリティ(電源、冷却水、冷水、温水、蒸気)、運用方法などにより価格が大きく異なるため、お客様へのヒアリングをしっかりと行い、お客様に最適なエアドライヤーをご提案いたします。
詳しくはお問い合わせください。
ハイグロマスターは完全受注生産です。
ご提案するハイグロマスターの種類にもよりますが納期は受注後最短3ヶ月から6ヶ月が一般的です。
装置導入時には余裕をもってご注文下さい。
詳しくはお問い合わせください。
ハイグロマスターは一台一台お客様の要望や仕様に合わせた完全受注生産です。
当社で一般的な受注時の流れは以下の通りです。
貴社:お問い合わせ
↓
当社:仕様確認
↓
当社:お見積提出
↓
貴社:注文書発行
↓
当社:確認仕様書提出
↓
貴社:確認仕様書による書類審査
↓
当社:確定仕様書提出
(確認仕様書からの仕様変更を反映)
↓
貴社:確定仕様承認
↓
当社:製作・検査
↓
当社:納品・据付指導
↓
当社:試運転・性能検査
↓
製品引き渡し
詳しくはお問い合わせください。
仕様空気圧力は実際に運用される際の圧力を指します。
最高使用圧力は機器が使用できる最大の圧力を指し、主にコンプレッサー(空気圧縮機)が供給可能な最大圧力、
またはコンプレッサーの安全装置が作動する圧力以下に設定するのが一般的です。
コンプレッサーの省エネを目的として低圧化する場合、低圧化したシステムに見合ったドライヤーの選定が必要です。
夏期と冬期では空冷式コンプレッサーでは外気温度、水冷式コンプレッサーでは冷却水温度が季節により異なるため、コンプレッサーの吐出温度が異なります。
ハイグロマスターをコンプレッサー直近に設置する場合、吐出温度=ハイグロマスターの入口空気温度となります。
空冷式コンプレッサーでは設置状況により吐出温度が夏期50℃に達することもありますが、冬期は30℃前後ということもあります。
夏期と冬期の入口温度の設計ポイントを見直すことで、エアドライヤーの小容量化、省エネルギーを実現します。
露点温度とは空気中の水蒸気が冷却して結露し始めるときの温度を指します。
露点温度はエアドライヤーの仕様を決めるうえで重要な指標の一つです。
過度に除湿を行うことはエネルギーの無駄であり、除湿が不十分であれば空気圧システムの故障やトラブルの原因となるため適正な露点温度の設定が必要です。
エアドライヤーの仕様を決定する際に用いられる「露点温度」には「圧力下露点温度」または「大気圧下温度」の二種類があります。
「圧力下露点温度」と「大気圧下露点温度」の違いを一言で説明すると「配管内の圧縮空気の露点温度」か「大気に放出されたときの圧縮空気の露点温度」であるかの違いになります。ドレントラブルを防止するための露点温度管理にはこの二つの露点温度の違いを理解することが非常に重要です。
「圧力下露点温度」と「大気圧下露点温度」の違い
https://www.hygro.co.jp/media/faqs/20170602-2
空気処理能力は一般的に単位時間当たりの処理量で表されます。
エアードライヤーの空気処理能力は設置されるコンプレッサー(空気圧縮機)と同容量のものを選定します。
同容量とはいっても空気は気体であるため、水や油といった液体よりも温度や圧力に大きく影響を受けます。
例えば40℃と0℃の空気では単位重量あたり14%も体積は異なり、装置メーカーによっても表記方法が異なることがあります。
詳しくは以下のリンクを参照してください。
ANRとノルマルの違い
https://www.hygro.co.jp/media/faqs/20181114-14
AC200V、三相3線式が標準となります。
その他400V級や海外でよく用いられるAC380V、三相4線式など異電圧仕様についてもお客様の仕様に則り製作いたします。
吸湿剤の削減による再生設備の小容量化やパージ用圧縮空気の不使用により、大幅に省エネルギー化が可能です。
吸着式ドライヤーで冷却水や冷水を使用するメリットは3つあります。
- 吸着式ドライヤーの前段にプレクーラー(冷却式ドライヤー)を設置し、冷却水や冷水で一次除湿を行うことで除湿負荷の低減できるため、吸湿剤の削減が可能。
- 吸湿剤は除湿対象の温度が低いほど除湿能力が高く、プレクーラーによる低温化で除湿効率が向上するため吸湿剤の削減が可能。
- 加熱再生式の吸着式ドライヤーでは冷却水を使用することで冷却時の圧縮空気によるパージが不要となり、ブロワー(送風機)のみでの冷却が可能。
吸湿剤を低減することは再生用設備であるブロワーやヒーターの小容量化につながり、導入時の省コスト化、運転時の省エネルギー化が可能です。
ブロワーによる送風は圧縮空気によるパージより消費エネルギーが圧倒的に少なく、動力費が安価であるため省エネルギー化が可能です。
元来は塩水を意味していましたが、冷凍・冷却用途では凍結温度が0℃以下の間接冷却に用いる液体を指します。不凍液とも呼ばれ、エチレングリコールやプロピレングリコールなどをベースとして防錆防食剤や防腐剤を付加したものが製造、販売されています。濃度によって凍結温度が異なりますが、長期間使用していると空気中の水分を吸湿してブライン濃度が低下することがあるため、定期的な濃度管理が必要となります。
フリークーリングとは通常チリングユニットを使用して製造、供給する冷水を外気温度が低い冬期などにクーリングタワーを使用して冷水を製造、供給するシステムです。フリークーリングではチリングユニットを停止させることができるため、高い省エネルギー効果が得られることがメリットです。
ハイグロマスターは長寿命で20~30年使用される場合がほとんどです。
性能を維持するためには定期的なメンテナンスが必要です。
1年に1回程度のメーカーによる定期点検・整備を推奨しています。
詳しくは以下のリンクを参照してください。
アフターフォロー
一般的な標準メンテナンス内容は以下の通りです。
また、経過年数により制御電子機器類の交換および更新が必要となります。
冷却式ドライヤー
- 圧力容器および冷却設備構成機器外観検査
- 性能チェック
- 計器類の点検
- ドレン排出装置分解清掃および作動確認
- 冷却コイル洗浄
- 機器絶縁テスト
- チリングユニット定期整備※
- フロン漏洩点検
- コンデンサー洗浄
- クーラー洗浄
- 保護機器作動チェック
※チリングユニット採用機種のみ
吸着式ドライヤー
- 圧力容器および冷却設備構成機器外観検査
- 性能チェック
- 計器類の点検
- 自動弁作動確認
- 自動弁オーバーホール(適時)
- サイレンサー清掃・交換
- 吸湿剤の交換
- ブロワーオイル交換・グリスアップ・フィルター交換
- ブロワーオーバーホール
メーカーによるメンテナンス拠点は東京・名古屋・バンコクです。
経験豊富なスタッフが北海道から九州まですべてのエリアで対応いたします。
詳しくは以下のリンクを参照してください。
アフターフォロー
技術用語解説
技術用語については別ページがございます。
以下のリンクを参照してください。
技術用語解説
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