超低露点エアーが必要なら吸着式(吸湿式)のC型
ハイグロマスター「C型」は、乾燥剤(吸湿剤)で圧縮空気中の水分を吸湿し、冷却式では得られない超低露点の空気を得る除湿機です。
乾燥剤(吸湿剤)(活性アルミナゲル、合成ゼオライト等)を使用して、冷却式では得られない大気圧露点-80℃程度まで用途に合わせて製作します。
長年の経験を生かした豊富なノウハウを有効に使用し、長期間にわたる安定した性能維持、省エネ運転を提供します。
また、冷却式のプレクーラーを設置し一次除湿を行うことで乾燥剤の低減や大容量化への対応も可能です。

(熱源には電気、蒸気等を選択可能、工場ユーティリティに合わせた設計が可能です)
またいろいろなユーティリティを組み合わせることにより省エネ設計も可能です。
・露点温度検知による省エネ切換 ・・・低負荷時通気時間の延長(再生回数の減少)
・支給冷水によるプレクーラーの設置 ・・・乾燥剤量の低減、大容量に対応
・支給冷水(冷却水)による再生冷却器の設置 ・・・再生用エアーパージゼロ
関連するコラム
圧縮空気除湿装置(エアドライヤー)とは動力、塗装、乾燥、計装用など幅広く使用されている圧縮空気を除湿し、乾燥させるものです。
弊社で製造している除湿機は除湿方式の違いによって大きく「冷却式」と「吸着式」に分類されます。 「冷却式」は冷却して空気中の水分を結露させて除湿する方式です。
圧縮空気中の水分を吸湿材(吸着材)で吸着し、除湿を行う除湿機が吸湿式(吸着式)ドライヤーです。 吸着式ドライヤーとも呼ばれおり、吸着材の再生にヒーターを使用しないものを特にヒートレスドライヤーと呼びます。
C型の特徴

乾燥剤を利用した超低露点エアーの供給
冷却式では得られない低露点エアーを供給可能(大気圧下露点 ~-80℃)。

加熱源を選択可能
電気、蒸気等の加熱源を選択可能。

露点温度検知による省エネ切換による省エネ
低負荷時通気時間の延長が可能(再生回数の減少により省エネ)

プレクール(予冷)による必要乾燥剤量の低減(要支給冷水)
装置に必要な乾燥剤量を低減することにより、ランニングコスト及びメンテナンスコストの低減が可能。

支給冷水(冷却水)による再生冷却の実施(要支給冷水(冷却水))
再生冷却により、再生時のエアーパージをゼロにすることが可能。

少ない圧力損失
長期にわたり、少ない圧力損失を維持。

クリーンエアーの提供
アフターフィルター取付による除塵効果。
参考図

お引き合いに際して
お打ち合わせ時に下記の内容をご確認させていただき、最適なお見積もりをご提案いたします。
- 1.空気処理量
- 2.空気圧力(使用圧力、耐圧)
- 除湿機は、最大流量と最低圧力で設計します。
- 3.入口空気温度、露点温度
- 4.必要露点温度
- 5.空気圧縮機の仕様(油の有・無)
- 油分除去への対応。
- 6.冷却水の有無、温度
- 一次冷却による負荷低減。
- 7.再生熱源の有無(蒸気、高温ガス等)
- 余剰エネルギーの有効利用。
- 8.設置場所(屋内・野外)、周囲温度
- 9.電源(電圧、周波数等)
- 10.使用条件、時間(切替時間)
- 11.特別仕様の有無、要望事項