大容量のドレン排出に対応したドレンタンク
ドレンタンクはレベルセンサーと電動ボール弁によりドレンを排出する電気式オートドレン(ドレントラップ)です。
レベルセンサーでドレンレベルを確実に検出し、電動ボール弁により確実に閉止することにより圧縮空気の漏出がありません。
大口径のドレン排出弁を採用することにより、500kW以上の空気圧縮機(コンプレッサー)やエアードライヤーにも対応します。
異常出力と積算カウンターを標準で装備しており、ドレンの「見える化」を促進します。
また、以下の仕様を初めとした様々なお客様の要望に対応可能です。
お気軽にお問い合わせください。
- ドレンレベル計仕様
- 屋外仕様
- ドレン凍結防止保温仕様
- ドレン二回路仕様
- 胴フランジ仕様
- ステンレス仕様

関連するコラム
圧縮空気を扱う際にどうしても問題となるドレン。ドレンを上手に処理しなければコンプレッサーの短寿命、製品の不良や機器の故障、しいては環境汚染につながります。
エアバイディング(空気障害)とはドレン排出装置(オートドレン)内の空気層がうまく抜けないためドレンが正常に排出されない状態を指します。
圧縮空気除湿装置(エアドライヤー)とは動力、塗装、乾燥、計装用など幅広く使用されている圧縮空気を除湿し、乾燥させるものです。
ドレンタンクの特徴

大排出量に対応
大型圧縮機や除湿機など大量にドレンを排出する機器からのドレンを確実に排出します。

錆びやゴミの混入に強い構造
ドレン入口はRc1"(25A)、排出弁にはRc1/2"(15A)のボール弁を採用しており、
錆びやゴミの混入に強い構造になっています。
万が一閉塞した場合はレベルセンサーで異常の検知が可能です。

メンテナンスが簡単
特殊な工具を使用することなく分解、整備が可能です。
バイパスバルブよりゴミの排出が可能です、
胴フランジ仕様(オプション)では内部の清掃がさらに容易です。

エアーロスがない
ドレンレベルを検知することで圧縮空気の漏れがなく、ドレンのみを排出します。

ドレンの「見える化」に最適
ドレン排出カウンターと異常接点を標準で備えており、確認が容易でドレンの見える化を促進します。
作動原理
- ドレンが流入してタンクに貯まります。
- ドレンがある程度貯まるとドレンレベル高をレベルセンサーが検知して排出弁を開けます。
- ドレンが排出されます。
- ドレンがある程度排出されるとドレンレベル低をレベルセンサーが検知して排出弁を閉めます。
このドレンタンクには均圧配管が必要です。
均圧配管の必要性についてはコラム:エアバインディングと均圧をご覧ください。
仕様
排出量 | :40L/回(最小値) |
圧力容器部材質 | :SS400 (鉄)※ステンレス仕様も製作可能です。 |
最高使用温度 | :80℃(周囲温度が氷点下になる場合は凍結防止仕様をお申し付けください) |
設置方法 | :水平設置 |
ドレン流入方向 | :水平 |
最高使用圧力 | :0.98MPa |
ドレン入口配管径 | :Rc 1" (25A) |
ドレン出口配管径 | :Rc 1" (25A) |
均圧配管径 | :Rc 3/8" (10A) |
寸法 | :980mmL × 590mmW × 1400mmH |
重量 | :120kg(標準仕様時) |
電源 | :AC100V/200V(注文時にお申し付けください) |
出力 | :異常出力1点 (無電圧接点1C AC250V/DC125V 3A MAX.) |
上記は標準仕様となります。
以下のようなタンクも製作可能です。お気軽にお問い合わせください。
- ドレンレベル計仕様
- 屋外仕様
- ドレン凍結防止保温仕様
- ドレン二回路仕様
- 胴フランジ仕様
- ステンレス仕様
また、上記以外の仕様にも対応いたします。まずはお問い合わせください。